2007年のスーパー耐久|Series 2007年のスーパー耐久|Series 2007年のスーパー耐久|Series 2007年のスーパー耐久|Series 2007年のスーパー耐久|Series 2007年のスーパー耐久|Series 2007年のスーパー耐久|Series 2007年のスーパー耐久|Series
第15回 十勝24時間レース
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Round 6  Sportsland SUGO
開催日程
[公式予選]
2008年11月1日(土)
[決勝レース]
2008年11月2日(日)
開催会場
スポーツランドSUGO (宮城県)
天候/路面
1日 : 晴れ/ドライ
2日 : 晴れ/ドライ
決勝時間
500km (1周 = 3,704m)
やや長めのインターバルを過ごしていた2008年のスーパー耐久。カレンダーは11月に入り、ここから立て続けに終盤の二戦にチームは臨むこととなる。
まずは宮城県のスポーツランドSUGOを舞台とした第6戦。シリーズチャンピオン確定の可能性もある中での決勝は思わぬ展開となった。
今回も予選でワン・ツーを独占したのはBMW Z4M COUPE勢。28号車(谷口信輝/片岡龍也)がポールポジション、2番手が50号車(F.ハイルマン/柳田真孝/吉田広樹)となった。
これまでにも上限回転数や車高などで性能調整を行っている2台であるが、今回もフェアレディZ勢を寄せつけない速さを見せた。

決勝レースもスタートから2台が独走。あっと言う間に2台のフェアレディZに対して大量のリードを築き上げ、注目はどちらのBMWがウィニングチェッカーを受けるのかに集約されていく。
それというのも、今回の結果によってはシリーズチャンピオンが最終戦を待たずして確定することになるからだ。現在のランキングリーダーは28号車、もちろん28号車が50号車よりも前でフィニッシュすれば、その瞬間にチャンピオン確定となる。
 
スタートからレースの主導権を握っていたのは28号車だったが、チェッカーが近づくにつれて50号車が猛追。
28号車・谷口選手、50号車・柳田選手というトップドライバー同士の激しい攻防戦は、チームメイト同士ながら真剣そのもの。追う50号車は容赦なくヘッドライトをハイビームにしてプレッシャーをかけていく。

そして遂に残りが10周ほどになったところで50号車が28号車を逆転、トップを奪って意地を見せる。もちろん28号車もあっさり引き下がる筈は無く、勝負の行方はまだまだわからない。
運命の分岐点となったのはチェッカーまでのカウントダウンが進んだ132周目、1コーナーで両者は接触して28号車が押し出される格好でコースオフ。

こうして先に50号車がチェッカーを受けてレースを終えたが、接触に対しては50号車の危険行為が認められて35秒のペナルティが加算されることに。
この結果28号車が今シーズン4勝目となり、最終戦を待たずしてシリーズチャンピオンの座を手中におさめた。
 

 
ST-2クラスは大波乱のレース展開となった。

前戦・岡山をリタイアしてシリーズランキングを2番手に下げた「オーリンズ・ランサーEVO X」はスタートして間もなくマフラー脱落によりオレンジディスクが提示されて大きくタイムロス。しかも最後はエンジントラブルで二戦連続のリタイアとなった。

これでランキングトップの「シーケンシャルエンドレスアドバンランサー」(和田久/砂子塾長/HINOKI)は俄然チャンピオン獲得に向けて有利な展開となったかに見えた。ライバルとなるランキング上位陣では、「RSオガワADVANランサー」(阪口良平/谷口行規/小川日出生)はピットスタートで出だしから大きなハンディを背負っていた。

クラスポールポジションから好調に周回を重ねていったシーケンシャルランサー。スタートの砂子塾長からHINOKIへとリレーされたマシンは、アンカーを勤める和田久がそのままウィニングチェッカーまで運んでいくかと思われた。砂子選手は「チャンピオンはもらった!」とライバルチームに宣言してまわったほどなのだから。
 
しかし95周目、モニターに映し出されたのはコースサイドに停まったシーケンシャルランサー、そしてマシンを降りる和田久の姿。
これでトップに立ったのは予選2番手の「眠眠打破ランサー」(服部尚貴/松本達哉/白坂卓也)、2番手で追う「DIXCEL☆新菱オートEVO IX MR」(との差は約30秒。
スタートに続いて最終スティントもステアリングを握った服部選手と関選手の一騎討ちとなったが、ここは服部選手が横綱相撲。しっかりとペースコントロールを行ってマシンを労りつつ、一定のマージンを保ったままで悲願のウィニングチェッカー。
チームはスーパー耐久シリーズ参戦5年目にして嬉しい初優勝を飾った。
 

 
ST-3クラスは今回、もっともシリーズチャンピオン確定の可能性が高いクラスと言われていた。
その主役はもちろん、「エクセディH.I.S.イングスZ」(前嶋秀司/佐々木雅弘)である。このマシンは十勝24時間でこそ連勝記録にストップをかけられたものの、第5戦・岡山ではしっかりと表彰台の真ん中を奪還してチャンピオンに王手をかけている。

しかし、そう易々とチャンピオンを決めさせてくれるほどライバル勢も甘くない。
予選でクラスポールを奪ったのは「TRACY SPORTS eeiA NSX」(井入宏之/赤鮫オヤジ)、エクセディZはクラス2番手、スターティンググリッドではNSXからST-2クラスのランサーを一台はさんだ後方につけた。

レースが始まると先行するeeiA NSXの井入選手が主導権を握る。しかしエクセディZも前嶋選手から佐々木選手にリレーされていく中で、確実にeeiA NSXを射程圏内に捕らえ続けて行った。

勝負どころとなったのはレース終盤の最終スティント。両者ピットストップ回数は2回だが、エクセディZは2回目のピットでタイヤを交換せず停車時間を短くする作戦に。ドライバーは佐々木選手が2スティント連続で走行、対するeeiA NSXはスタートから2スティント引っ張った井入
選手から赤鮫選手にチェンジ。

ピット作戦が功を奏して先行した佐々木選手だったが、赤鮫選手がグングンと詰め寄る。オイルに乗ってコースオフ、バンパーを破損してバランスが狂ってしまったことも佐々木選手にとってはアンラッキーだったが、対する赤鮫選手の走りも光るものがあった。
フィニッシュまで残り3周で遂に赤鮫選手がトップを奪還、逆に追われる立場となったが佐々木選手の執拗なプッシュを冷静に抑え、バックマーカーも巧くかわしてトップでチェッカー。

ランキング争いは2位の「エクセディH.I.S.イングスZ」が最終戦を待たずしてチャンピオンを確定させたが、最終戦でもこのクラスは最後まで見応えのあるレースを繰り広げてくれそうだ。



ST-4クラスは、やはり「AGY ings インテグラ」(井尻薫/黒木英春/黒木健次)の速さが目立つ一戦となった。
公式予選でA/Bドライバーがともにクラスベストタイムをマークして、文句無しのクラスポールポジションを獲得。これによって「Racing Modulo ADVAN Type R」(玉本秀幸/小林正吾/古橋譲)に対して1点差の2番手だったランキング争いは同点首位に持ち込まれた。

決勝もスタートからグングン飛ばすAGYインテグラ。そして今回スポット参戦の「J-WAVE エンドレス YH DC5」(渡辺明/ピストン西沢)が予選クラス2番手からこれに続く。

シビック勢の筆頭であるModulo Type Rも必死に食らいつこうとしていくが、如何せんラップあたり0.5〜1秒の差をつけられては、なかなかその後ろ姿を捕らえるには至らず。
 
一時はピットインタイミングの関係でModulo Type Rが2番手につける場面もあったが、終わってみればAGYインテグラがST-4クラスのライバル全車を周回遅れにする圧倒的強さでウィナーに。

Modulo Type Rは3番手に終わったことから20%増しのポイントが与えられる今大会を終えてのランキングはAGYインテグラがModulo Type Rに9点差をつけてトップに立った。
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