2007年のスーパー耐久|Series 2007年のスーパー耐久|Series 2007年のスーパー耐久|Series 2007年のスーパー耐久|Series 2007年のスーパー耐久|Series 2007年のスーパー耐久|Series 2007年のスーパー耐久|Series 2007年のスーパー耐久|Series
第15回 十勝24時間レース
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Round 1  SUZUKA CIRCUIT
開催日程
[公式予選]
2008年4月26日(土)
[決勝レース]
2008年4月27日(日)
開催会場
鈴鹿サーキット (三重県)
天候/路面
26日 : 晴れ/ドライ
27日 : 晴れ/ドライ
決勝距離
500km (89周)

いよいよ2008年のスーパー耐久シリーズが開幕。
ゴールデンウィークには数多くのモータースポーツイベントが開催されるが、その皮切りとして三重県の鈴鹿サーキットを舞台に34台のマシンが競い合った。
ST-1クラスは昨年よりも参戦台数は減少してしまったものの、2台体制になった「PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE」が話題の中心的な存在。
昨年も速さを随所で見せながら優勝に手が届かなかったZ4だが、開幕戦では公式予選から圧倒的な速さを見せて、50号車のファリーク・ハイルマン選手/柳田真孝選手組がポールポジションを獲得。
 
決勝では50号車が先行、2番手スタートの「ENDLESS ADVAN Z(青木孝行選手/藤井誠暢選手)」をスタートまもなくパスした28号車のZ4M、片岡龍也選手/吉田広樹選手組とのワン・ツー・フォーメーションを早々に構築。
 
この3台が後続を大きく引き離してトップ3グループを形成したが、なんと50号車にデフトラブルが襲いかかりピットガレージにマシンを入れてしまう。
後を受け継いだ28号車が代わってトップに立つと、そのまま安定した速さで「ENDLESS ADVAN Z」の追撃を許さず、遂にBMW Z4M COUPEがスーパー耐久で初優勝を獲得した。
 
今回Bドライバーを務めた吉田選手は1983年生まれの24歳。FJ1600、フォーミュラ・トヨタ、フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン(FCJ)とフォーミュラ畑でステップアップを果たしてきた期待の若手。
表彰式では「片岡選手から交代したときにマージンがあったので余裕もありました。こんな良い車をチームが用意してくれていたので良かったです。」と笑顔で初々しくコメントした。
 

 
ST-2クラスは2台の三菱ランサーエボリューションXがデビュー戦を迎えた。残念ながらスバルインプレッサは参戦していないが、"新旧エボ対決"はエボ・フリークならずとも勝負の行方が気になるところ。

まず公式予選で速さが試されるが、ここは熟成が進んでいる上に軽さに勝るエボリューションIXが強さを見せ、「DIXCEL☆新菱オートEVO IX MR(冨桝朋広選手/関 豊選手)」が嬉しいチーム結成以来初めてのクラスポールポジションを獲得。
 
決勝ではポールスタートの新菱オートEVOがリードを保つが後方からは「オーリンズ・ランサーEVO X(中谷明彦選手/木下隆之選手)」が猛追。トップ奪取が見えてきたかと思った18周目、縁石を超えた時にブレーキダクトが脱落して引きずりながらの走行を強いられてしまい24周目にオレンジディスク旗が提示されて止むなくピットイン。
他の上位陣にもトラブルが襲いかかり、30周を過ぎて新菱オートEVOが1回目のピットストップをこなして楽になったかと思われた。しかしコースに復帰した新菱オートEVOはハブからの振動が出て再びピットインをせざるを得なくなり万事休す。
 
これで再びトップに立ったのは、中谷選手が2スティント目も担当する作戦に出たオーリンズランサー。進化した電子制御システムを巧みに操って見事なリカバリーを見せると、2回目のピットインで最終スティントを担当する木下隆之選手に交代。
木下選手も順調に周回を重ね、エボXデビューウィンまであと数周となった最後の最後でまさかの出来事がモニターに映し出されると、ピットガレージでは悲痛な叫び声があがる。
オーリンズエボをインからかわそうとしたENDLESS Zが接触、押し出される格好でコースをはみ出したオーリンズエボを横目に「シーケンシャルエンドレスアドバンランサー」が通過、トップ交代。
 
二転三転のドラマが展開されたST-2クラスを最終的に制したのは和田久選手/大瀧賢治選手/HINOKI選手がコンスタントにノートラブル・ノーアクシデントで走りきった「シーケンシャルエンドレスアドバンランサー」、2006年最終戦以来の優勝を飾るとともに、オーリンズランサーの連勝を「7」でストップさせた。
 

 
ST-3クラスは公式予選で「エクセディH.I.S.イングスZ(前嶋秀司選手/佐々木雅弘選手)」がクラスポールを獲得、総合4番手のグリッドについた。その後ろ、5番グリッドからスタートしたのは「TRACY SPORTS eeiA NSX(井入宏之選手/赤鮫オヤジ選手)」。

絶妙のスタートを決めた井入選手がトップを奪うと前嶋選手も猛追、序盤は両者"がっぷり四つ"で周回を重ねていく。
レースが動いたのは35周目すぎ、先にピットインしたエクセディZは燃料補給のみでドライバーもタイヤも替えずに戦列に復帰。
続いてTRACY NSXもピットに入るが、ここでなんと自己のピット前を行き過ぎてしまうアクシデント、マシンは数ピット先で停車した。規則でリバースギアは使えないため、自チームのメカニックが押し戻すが、鈴鹿のピットロードは入口に向かって登り勾配がついているため、大きくタイムロス。
 
期せずして大量マージンを手に入れた前嶋選手は2スティント連続での走行、タイヤも無交換ながら後続を寄せつけない走りで佐々木選手にバトンタッチ。佐々木選手も安定したペースでの周回を重ねていき、終盤に猛追をかけてきた「FINA ADVAN M3(小林且雄選手/村田信博選手/井上貴志選手)」に15秒ほどの差をつけて堂々の開幕戦優勝を勝ち取った。



ST-4クラスは昨年同様にシビック vs インテグラという戦いの図式であるが、デビューイヤーにチャンピオンを獲得したシビック勢の参戦台数が増加。
両者合わせて11台がエントリー、最多の台数を集めるクラスとなった。
 
この激戦区でレースウィークを通じて圧倒的な速さを見せつけたのが「AGY ings インテグラ(井尻薫選手/黒木英春選手/黒木健次選手)」は予選合算タイムで2番手を5秒以上引き離す文句なしのクラスポールを獲得。
 
決勝でも500kmの長丁場で一度たりともトップの座を明け渡さない完璧なレース運び。ピットストップも1回目こそはドライバー交代や給油などのルーティンワークをそつなくこなし、2回目に至ってはレース中2回以上のピットストップを義務づけている規則によるもので、何の作業も行わない"タッチ・アンド・ゴー"でコースに復帰すると、大量マージンを保ったままでウィニングチェッカー。
 
表書式で井尻薫選手は「速くて、強くて、丈夫で、車に関しては完璧でした。シリーズチャンピオンを目指しますので、応援してください。」と喜びを表現。
ホンダ車を知り尽くす一人としても知られる黒木健次選手は「走りは若い二人に任せています。久しぶりにチャンピオンを狙っていこうと思っていますので、応援をお願いします。」と貫祿のコメントだった。
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