決勝開催日程 ： 2007年 7月15日(日) 〜 16日(月／海の日)
天候／路面 ： 曇り→雨→晴れ ／ ドライ→ウェット→ドライ
開催コース ： グランプリコース (5,091.45m)
参加台数 ： 36台
総合優勝車両 ： DENSO SARD SUPRA HV-R (GTクラス)
総合優勝ドライバー ： 飯田　章／平中克幸／A.クート／片岡龍也
優勝車両走行距離 ： 3,141.6km

十勝スピードウェイが開業して15年目を迎える2007年、十勝24時間レースでは大きな金字塔が打ち立てられた。

前年、初めて24時間レースに参戦を果たしたハイブリッドカーは一年間のうちに格段の進化を遂げて再びこの過酷なレースに挑戦。

長丁場のレースを終始安定したペースで快走、レースリーダーとして常に注目を集めながら周回を重ねていった結果、堂々の総合優勝を獲得。国際級レース、しかも24時間耐久におけるハイブリッドカーの優勝という世界初の戦績をおさめ、モータースポーツ史に大きな一歩を刻んだのである。

また一方でバイオマス燃料を用いた車も初めて参戦。地元・北海道更別村で作られた燃料を使って、地元チームのガソリン車に加えて遠くオランダから参戦したディーゼル車も24時間を走破。
速さという面ではライバルに一歩譲る面もあったが、特にディーゼルマシンは1スティントが4時間ほどという驚異的な燃費を見せつけ、こちらもモータースポーツ新時代の到来を告げるエポックメイキング的な存在となった。