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第14回 十勝24時間レース
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2007年のスーパー耐久
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2007年、スーパー耐久のST-4クラスに注目のニューカマーがデビューした。
新型ホンダシビック・タイプR。
ホンダのレーシングスピリットを受け継ぐ「タイプR」の名は、新たに4ドアセダンボディへと生まれ変わり、2007年のスーパー耐久開幕戦・仙台ラウンドにその姿を現した。
デビュー戦は豪雨による波乱のレース。そんな中でシビック・タイプRは見事なデビューウィンを達成、そのポテンシャルの高さを見せつけた。
果たして過酷な十勝24時間レースではどのような戦いぶりを見せてくれるのか。
シビック・タイプRのステアリングを握る、玉本秀幸選手と小林正吾選手にお聞きした。
−まず初めに、新型シビック・タイプRの特徴を教えてください。
 
玉本選手 :
市販されているシビック・タイプRの速さを見れば分かっていただけると思うのですが、レーシングマシンとしての素質はとても良い車です。
インテグラ・タイプRと比べるとシビックはホイールベースが長いので、高速での安定性や、ウェットコンディションなど悪条件における走行性能は抜群に良いですね。
ボディ剛性も高いので、完成度を煮詰めていけばもっと戦闘力は高まるでしょう。
 
 
−昨年までステアリングを握っていたNSXと比べると?
 
小林選手 :
NSXと比べてみると、当然パワーや最高速の数字は小さくなります。
しかしシビック・タイプRはエンジンが4気筒で、とても鋭さがありますよね。
 
 
−では十勝24時間を走ることを想像した場合のNSXとシビックの違いは?
 
玉本選手 :
それはもう、NSXとは比べ物にならないくらいシビックの方が楽でしょう(笑)。
 
小林選手 :
NSXはパワーステアリングがないし、ミッドシップレイアウトということもあってナーバスな部分もあるのです。
速く走らせようとすると、疲れることも多いですね。
対するシビックは正直なところアンダーパワーではありますが、扱いやすさという面ではNSXより上という印象です。パワーステアリングもありますし(笑)。
それこそ昨年までのNSXと比べると、ドライバーとしては疲労度は天と地ほどの差があるでしょうね。
 
 
−仙台では見事なデビューウィンを飾りましたが?
 
玉本選手 :
仙台では豪雨と濃霧の中でセーフティカーが"美味しい"タイミングで入ったという背景もありますが、仮にセーフティカーが導入されなかったとしてもブッチ切りで優勝していたと思いますよ。
 
小林選手 :
ウチのシビックは現状ではウェットコンディションの方が強いかな、と。
 
玉本選手 :
そうですね、ウェットならばマシンの熟成的に未だ不完全な部分をカバー出来たりもしますしね。
十勝24時間でもし雨が降ったら「待ってました!」という感じになるかも!?
 
 
−今年の十勝24時間は5.1kmのグランプリコース開催ですが。
 
玉本選手 :
自分としてはフルコース(グランプリコース)の方が、変化があっていいと思います。
クラブマンコースは筑波サーキットをぐるぐるまわっているのと同じような感覚ですしね。
ラップタイムにしてクラブマンコースは1分30秒くらいでしょ?それにプラス1分くらいがフルコースですから、乗っている方としては目が回らなくていいでしょう(笑)。
 
小林選手 :
フルコースは奥の方が暗かったような記憶がありますね。
でも、そんなことは走っているうちに"慣れて"解決できることですし。
 
玉本選手 :
暗さにしても路面コンディションにしても何らかのネックになってくる可能性はあるかもしれません。でも、それは条件的にみんな一緒ですからね。
 
 
−十勝24時間ではスーパー耐久クラスをシビックが制したこともありますが。
 
玉本選手 :
あ〜、そんなこともありましたね(笑)。
さすがに今年のウチのチームは、そこまでマシンが煮詰まり切っていないと思います。
今年の十勝については、まずはデータ取りもあるから完走することが絶対目標。勝負権がどこまであるのかは、現段階では全く想像がつかないですね。
車の完成度としては、インテグラに対して現状のシビックは50%くらいかな?
もちろん開幕戦、そして第2戦の結果を反映させて車は進化していきますが、24時間は何といっても長い戦いなので難しい一戦になるでしょうね。
 
小林選手 :
いまのところシビックには細かいトラブルなどは一切ありません。
NSXでは十勝でトラブルに泣かされたこともありましたが、シビックは淡々と走っていけば勝てそうな気もします。
というか、勝ちたいですよね(笑)。
■玉本秀幸選手 =Hideyuki Tamamoto= (左)
1963年7月生まれ。ミラージュインターカップ、JSSなどを経てスーパー耐久には前身のN1耐久時代から参戦。
近年はホンダNSXをドライブ、2002年から小林選手とチームメイトになる。

■小林正吾選手 =Shogo Kobayashi= (右)
1964年10月生まれ。スーパー耐久にはN1耐久時代から参戦、カルタスやシルビアなどを経て昨年まではNSXをドライブ。
全日本ツーリングカー選手権(JTCC)にランティスでの参戦歴も有する。
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