| −十勝24時間は、三上さんにとってどんなレースですか? | 
| 三 上 | 
『レースを始めた当時から、ずっと憧れていました。24時間耐久は国内では十勝だけでしょ?同じ24時間でもニュルブルクリンクは参戦したいと思っても、並大抵の事では参加できません。でも、十勝は国内開催ですし"手が届くかもしれない"そんな存在のレースです。 
昨年は霧で中断してしまったので、なんだか十勝24時間に参戦したという気になりませんでした。今年は24時間走れそうだから、とても楽しみです』 | 
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| −これまで参戦してきて思い出に残っていることは? | 
| 三 上 | 
『スーパー耐久は、全戦思い出に残っています。 
特に嬉しかったのは、昨年は表彰台に何回か上がれて、それをメカニックもスポンサーさんも心から喜んでくれて、感動して泣いてくれたことです。 
"自分のやりたい事にみんなが協力してくれて、一緒に苦労し、感動し、喜んでくれる"。みんなが心を一つにして参戦するのは耐久ならでは。最高ですよね』 | 
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| −十勝24時間レースで楽しいことは何ですか? | 
| 三 上 | 
『食べ物が美味しいこと! 
レース後はメカニックやドライバーと市場に出かけたりして、うにやイクラを食べまくる!昨年は牧場を何カ所も回りました。レースに参戦出来て、さらに観光も出来るって良いですよね。 
私は北海道で生まれ育ったので、故郷のレースは"凱旋レース"みたいで、すごく嬉しいです』 | 
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| −逆に、十勝24時間レースで大変なことは何ですか? | 
| 三 上 | 
『レース中の"霧"が大変です。 
あの霧の中を走行するのは、危ないし怖い。霧が濃くなった時点ですぐにセーフティカーを出してほしいです。 
その他は、夜中までは集中して走行出来るんですが、明け方過ぎには寝不足でマシンをドライブするのは辛いですね。 
"早くPサイン(注:ピットインの指示)出ないかな〜?" 
って考えちゃいます。でも、それも24時間ならではの貴重な体験ですから、贅沢な悩みですよね』 | 
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| −長丁場のレース、"勝負どころ"はどこになりますか? | 
| 三 上 | 
『何よりマシンが壊れないこと、ドライバーがミスしないことです。ずっと安定したタイムで走行する、それが勝利につながると思います(勝ったことが無いので、想像ですごめんなさい)』 | 
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| −ファンのみなさんに観戦アドバイスをお願いします。 | 
| 三 上 | 
『スーパー耐久に参戦しているドライバーは、皆さんとてもフレンドリーですから、気軽に話しかけてみて下さい。皆さん情熱を持った素晴らしい方々ばかりですよ。 
ドライバーと仲良くなって観戦するのって面白いですよ。ピットウォークなどで勇気を持ってトライしてみてください。特に十勝24時間は他のレースと違ってドライバーの待ち時間が長いので、パドックパスを持っているとドライバーと話す機会は多いですよ』 | 
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| −ファンの皆さんのメッセージを。 | 
| 三 上 | 
『今シーズンは、前半戦はトラブルが続いて表彰台に上がれなかったけれど、十勝は絶対に表彰台に上がりたいと思っています。 
上がったらドライバーみんなで泣きますので、その涙を見に来てください! 
最後に・・・、一応私は北海道出身のドライバーなので、ぜひ話しかけてくださいね〜! 
皆さんとサーキットでお会いできるのを、心から楽しみにしています』 |